9月7日(日)、アーバンネット名古屋ネクスタカンファレンスで【賃貸経営・資産活用相談会 in 名古屋】を開催いたしました。
今年初となる名古屋での相談会。天気の不安定な日が続いていましたが、イベント当日は快晴で暑い一日となりました。
ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました！

 

■受付の様子

当日は開場前から多くのオーナー様が開場を待たれていました。
ご来場された皆さまに『HAPPY TsuNaGu COLLECTION』オリジナルバッグとお水を、さらに、事前申込特典として「金の箱うどん」をプレゼント。
また、朝イチ特典として株式会社ホープハウスシステム様のセミナーをご受講される方へ、は先着50名様に「ランチョンセミナー引換券」をお渡しさせていただきました。
大家の会の皆さまの出展ブースや、特別ゲストの石田純一様のトークショーを楽しみに、朝早くからたくさんの方にご来場いただき、大変賑やかなスタートとなりました。

■出展企業ブースの様子

　

　

今回のイベントはつなぐイベントでは最多となる、9団体の大家の会にご出展いただきました。
東海地域を中心に活動される皆さまということもあり、所属されているオーナー様やご相談事がある方など、終日たくさんの方とお話されていたようです。
企業様の出展ブースでも、真剣にご商談をされているご様子がうかがえました。

 

■特別講演
10：30～11：00
石田 純一氏によるトークショー

　

「常識と非常識」をテーマに、ビジネスと人生について熱く語ってくださいました。
大学でマーケティングを学んだ経験から「100を知って3語れ」という教えや、焼肉店を開業した実体験を交え、創造性の源は「野生（感性）」であると強調。
フレンチソースでホルモンを食べるという斬新なアイデアや、獺祭の桜井会長の挑戦を例に、常識を大切にしながらも非常識な発想を取り入れることの重要性を説かれました。
「本気でやれば何でも面白い」「遅すぎることは人生にない」というメッセージで、71歳の今も挑戦し続ける姿勢から、年齢に関係なく夢に向かうことの大切さを学べる講演でした。

 

15：00～15：40
現役不動産投資家 / MD氏

『サラリーマンが・2年半で家賃年収1億円・5年で総資産15億円まで規模拡大』

　

当日は貴重なお話を直接聞けるとあって会場内は立ち見も発生、入場規制がかかるほどの超満員でした。
MD様は4年9か月で18棟282室、家賃年収約1.7億円まで事業拡大に成功された実績を持つ方で、「融資をつける・多く引く・止めない」という3つのポイントを軸に解説くださいました。
特に印象的だったのは「決算書デザイン型物件選定」という考え方です。
単にキャッシュフローが出る物件を購入し、決算書は税理士先生から出来上がってきたものを確認するのではなく、良い決算書が作れる物件を事前に見極めて購入し、財務会計目線で良い決算書を意図的に作り込みに行くという逆転の発想でした。
また、不動産投資で規模拡大するには「純資産を積み上げること」、「債務者区分で正常先にいる」ことが最重要で、そのためには赤字決算ではなく、重要な財務指標を満たして適切な格付け評価を獲得するに足るだけの税引き後当期純利益を、毎期継続的に計上する必要があると強調されていました。
具体的な財務指標についても詳しく説明があり、非常に実践的で学びの多いセミナーでしたので、来場者の皆さんも熱心にメモを取られていました。

 

■大セミナー会場
今回のイベントでは、セミナー会場を2つご用意。
大セミナー会場では、特別ゲスト講演の他、企業様によるセミナーを開催いたしました。

11：30～12：00
株式会社ローズパートナー

代表取締役社長 / 松浦 平憲氏

『不動産オーナー様必見！相続対策と建物修繕の賢い備え方』

継承者が決まっていても後々問題が生じるケース、仲の良い兄弟でも財産分割で揉めるケース、養子縁組の活用と注意点、そして、本家・分家での分け方の問題など、相続でよくあるトラブル事例を具体的に4つ説明くださいました。
また、賃貸住宅修繕共済という新しい制度についての詳しい解説があり、修繕資金の積立が経費算入できるメリットをご紹介くださいました。
家族構成ではなく家族背景を考慮した対策の重要性や、遺言作成の必要性が強調され、非常に実践的で参考になるセミナーでした。

 

12：30～13：00
株式会社ホープハウスシステム

名古屋支店長 シニアマネージャー / 成田 恭章氏

『修繕とリフォームで物件の価値を向上させる効果的な方法』

賃貸物件の修繕とリフォームによる価値向上について講演いただきました。
愛知県は空室期間が長く厳しい状況にあるため、空室対策が重要とのこと。
建物の寿命を延ばすには15年周期の大規模修繕だけでなく、5-7年での小規模修繕も必要で、特に鉄部塗装は錆対策として早めの対応が効果的とのお話でした。
付加価値向上では、外壁塗装の色選び、エントランスの特殊モルタル工法、オートロックや宅配ボックスの設置、LED照明への交換、室名札の更新などが紹介され、費用対効果の高い改修方法を学ぶことができました。

築年数に関わらず物件に合った提案が可能とのことでした。

 

13：20～13：50
サンワード証券株式会社

国際テクニカルアナリスト / 須藤 丈人氏

『不動産に代わる新たな投資先、メキシコペソの可能性を探る』

メキシコが人口ボーナス期にあり2030年頃まで経済成長が期待できること、自動車産業の集積により外貨流入が続いていること、銀や原油など豊富な資源を持つ資源国であることなどメキシコの成長性を説明くださいました。
また、日本との金利差（7.25％）を活用したスワップポイント収益により、為替変動に関係なく毎日利息収入を得られる仕組みを紹介。
不動産投資家向けに、家賃収入の一部をメキシコペソで運用することで資産分散を図る提案をしてくださいました。

 

14：10～14：40
ハウスコム静岡株式会社 / ハウスコム東海株式会社

代表取締役社長 / 川﨑 正範氏

『最新、賃貸住宅市場の変化から満室経営を考える』

現在の賃貸市場では、入居希望者がポータルサイトやSNSで事前に物件を絞り込んでから来店するケースが主流となっており、オンライン内見も完全に定着していることが印象的でした。
実際に2～3件の見学で契約に至ることも多いそうです。
入居者ニーズとしては「駅近」「初期費用の安さ」「ネット無料」「宅配ボックス」が特に重視されており、ターゲット層に応じた物件の工夫と、最新情報の発信が重要だと学べた有意義なセミナーでした。

 

■中セミナー会場
中セミナー会場では、大家の会所属の不動産オーナー様による特別セミナーを開催いたしました。

 

11：00～11：20
WAKUWAKU
大家兼お笑い芸人 / ヤ。氏 ・ YouTuber / ムショク不動産氏

『人生WAKUWAKUしてますか！？』

　

副業コミュニティ「WAKUWAKU」という、元学校教師の方が立ち上げた公務員向けの副業支援団体について説明くださいました。
現在は公務員に限らず、全国92名のメンバーが参加し、不動産投資を中心とした副業活動を行っているそうです。
月1回のオフ会やセミナー、懇親会などを通じて情報交換し、築古戸建てから新築まで様々な不動産投資手法を学べる環境が整っているとのことでした。
メンバー同士が教え合う雰囲気が印象的で、とても楽しそうなコミュニティでした。

 

12：00～12：20
MOF（モフ蔵・大家・factory）
リフォームユーチューバー / モフ蔵氏

『DIYで地方築古戸建て投資！』

戸建て投資の魅力について熱く語ってくださいました。
戸建ての賃貸需要の強さ、供給の少なさから客付けで困ったことがないという実体験を交え、BeforeAfterの写真を使いながら、6万円程度で1部屋をDIYリフォームする具体的な方法を紹介。
費用対効果を重視し、お金をかけずに高見えさせるテクニックは必見でした。
後半では、ご自身が主催するMOF（モフ蔵・大家・ファクトリー）の案内もあり、少人数制での徹底指導、座学・DIY実習・管理方法まで幅広くサポートされているようです。
楽しみながら学んで気づいたら儲かっているという形はとても理想的ですね。

 

12：50～13：10
チーム杉
代表 / 杉村 八千代氏 and チーム杉メンバー

『チーム杉（東海エリア大家会）の紹介』

賃貸経営の孤独感を解消し、仲間と情報共有しながら成功を目指すコミュニティの価値を説明くださいました。
メンバーの実体験として、「金持ち父さん貧乏父さん」に影響を受けて大家業を始めた方、新築アパート4棟建設でバランスシートが崩れた経験を持つ方、リフォームコスト削減に苦労した方などの本音が語られました。
チーム杉の特徴は、24時間365日のLINE相談、弁護士や司法書士などの専門家も参加の無料セミナーやバスツアーなどのイベント開催です。
商売目的を排除し、横並びの関係で教え合っていらっしゃるようです。
お互い伸ばし合う姿勢は素敵ですね。

 

13：25～13：45
不動産の虎サロン
主催者 / 大津社長氏

『厳しい「いま」の市況で物件を買い続ける方法』

現在の不動産市況の厳しさ（金利上昇、融資審査の厳格化、建築費高騰など）を踏まえ、成功するためには「付加価値を出すこと」が重要とのこと。
単純に物件を転売するのではなく、土地から新築を建てる、ボロ物件を再生するなど、実際に価値を創造する仕事が必要だと説明されました。
戸建てから始めて基礎を身に着け、段階的にステップアップしていくことの重要性や、最近取り組まれている分離発注による新築建築の事例も紹介くださいました。
成功の4要素として「頭を使う・リスクを取る・行動する・勉強する」を挙げられており、すぐにでも動きたくなるような実践的なセミナーでした。

 

14：05～14：25
東海大家の会
代表 / 加藤 至貴氏 ・ 会員 / 高橋 佳吾氏

『大家としての社会貢献。「ハローホーム」という最強の空き家活用』

人口減少により従来の賃貸市場が縮小する中、年3-5%増加している生活困窮者市場に着目。
空き家バンク物件を100万円程度で購入し、最小限のクリーニングのみで月4-5万円の家賃収入を得る事例を多数紹介されました。
重要なポイントは、大掛かりなリフォームは不要で高利回りを実現できること。
そして行政や居住支援法人と連携し、入居者を紹介してもらう仕組みを構築している点でした。
家賃保証会社の活用により、連絡先のない方でも受け入れ可能としているようです。
社会貢献と経済合理性を両立させた新しい大家業のあり方を提案くださいました。

 

14：40～15：00
大家さん学びの会®名古屋
支部代表 / 岡本 康氏

『ビックデータで不動産投資を支援する大家さんの勉強会』

岡本様は元サラリーマンで、4度の転職を経て不動産投資でFIREを達成された経験をお持ちです。
セミナーでは、独自開発のAI物件検索システム「REIZ」について詳しく説明くださいました。
このシステムは、健美家や楽待などの不動産サイトから自動的に投資価値のある物件情報を収集し、メールで配信するツールのため、毎日手動で物件検索する必要がなくなり、投資効率を大幅に向上させることができるそうです。
また、大家さん学びの会の概要として、全国8支部・400名のメンバーを持つ会員制勉強会で、定例セミナーや個別相談、アーカイブ動画視聴などの特典があることも紹介されました。
実際の配信事例もご紹介くださり、システムの有効性を実感できた方も多いのではないでしょうか。

 

15：40～16：00
中部大家の会
代表 / ながい ようすけ氏

『ギブの精神〜中部大家の会活動のご紹介〜』

約300名の大家コミュニティ運営経験と2年半の勉強会開催を通じて学んだ不動産投資の要点を語られました。
核心となったのは「即断・即決・即行動」のマインドセットで、有名投資家たちの共通点として紹介されました。
不動産投資で悩みがちな物件種別や利回りなどより、まず「銀行の思考に合わせて物件を探す」ことが重要だと強調。
様々な不安や懸念は「買ってから対策する」という考え方で、「息をするように物件を買う」「大河の川が流れるように物件を買う」という表現で行動力の大切さを説かれました。
結論として、豊かさを得るには物件数を増やすことが必要で、考えすぎずに事業として成り立つなら購入すべきという、まるで背中を押してくれるかのようなセミナーでした。

 

■オーナー様交流会＆大抽選会

16：10～16：55

　

大家の会の皆様や企業の皆様にも参加いただいた交流会！
お悩みを打ち明けあうことで、自分だけでは考えつかなかった解決策が見えてくる事もあるかと思います。
そんな貴重な情報交換のお時間ということもあり、積極的に皆さん交流を図ってくださっていました。
そして、交流会の後は皆様お待ちかねの大抽選会！
お肉や海鮮のラインナップに加え、テーマパークのチケットやアイスチケットなど盛りだくさん！
たくさんの抽選券の中から見事選ばれた当選者の皆さん、おめでとうございます！
また次回も楽しみにしてくださいね！

 

ご参加いただきました皆さま、改めてこの度はご来場いただきまして誠にありがとうございました。

次回は10月に三菱地所様主催のイベントが大阪でございます！

ご予定があいましたら、ぜひご参加くださいませ。